とよさとっこのこうかんにっき

我々が統治する豊里において、誰であろうとこの領域には踏み込むことは許さぬ。ウホウウホウホウホ

2019-01-01から1年間の記事一覧

はんぺんちくわぶ戦争紀 ~第4話 銭湯で体洗わないで浴槽入るやつなんなん?~

「いてててて」 トイレにこもっているたかしは今後、リミッターを外す為にどうすればいいか考えていた。 「いったいどうすれば、リミットを外すことが出来るんだろうか。てかヒントも何もなしに分かるわけねえからな… よし、とりあえず周りの人に聞いてみる…

はんぺんちくわぶ戦争紀 ~第3話 野菜ジュースって日が経つとざらざらする~

みち子(本当は悪役)は仲間を探していた。 みち子(本当は悪役)には時間がなかった。 みち子(本当は悪役)には先見の明があった。 みち子(本当は悪役)は力のない者は嫌いだが、力にものを言わせて弱い者いじめをする者はもっと嫌いだった。 「大丈夫か…

はんぺんちくわぶ戦争紀 ~第2話 友達の実家の電話番号はなぜか覚えている~

「たかし! ほら、たかし!いいかげんおきなさい!!」 「うるせえ!ババア!俺に指図すんじゃねえ!」 「あんた誰のおかげでご飯食べられてると思ってんの! おかあさんね、前から言おうと思ってたんだけど、あんたは感謝の気持ちが足りなすぎるよ!! もっ…

はんぺんちくわぶ戦争紀 ~第1話 朝食がパンの人はだいたいデブ(偏見)~

ある日、地球は終わりを迎えた。 いや正確には、終わりを望んでいたのかもしれない。 激しい音とともに地面が動き出し、大きな地割れが起きた。 割れた溝を中心にして、海が飲み込まれていき、山は崩れ落ちた。 世界中で同様の現象が起き、その日を境に地球…

灼熱疾風風林火山part20

「いやー、今日もあちーなー。」武田は滝のように汗をかいて隣にいる胡里美に話す。 「いや、この時期そんなに汗かいてるの武田位だかんね。」胡里美は引き気味で言い放つ。 「にしても、こんな風に二人で出掛けるのもすごい久しぶりだよな。しかも動物園に…

灼熱熱風風林火山part19

武田は今川の遺体のそばに置いてあった“ゴリラ星人薬”と書かれた小瓶を手に取る。 「ふう、あまり暴れないでくださいよ。それにしても見事な姿ですね。上半身がゴリラに成るのは一種の賭けだったのでね。正直驚きました。そして私の〈下半身が動物にナール〉…

灼熱熱風風林火山part18

――――――――――――――― 武田はボイスレコーダーの音声を聞き終えると大きく息を吐いた。 「そうか今川。お前は梨美がいなくなってからずっと一人で戦っていたんだな。 お前は梨美がいなくなってから何故だか俺と竹ノ内さんのもとから離れていったよな。 なんで俺に…

灼熱疾風風林火山part17

「記憶が、、、、、、、、、、、、ないのか?」ゴリ五郎は元の人の姿になった胡里美に恐る恐る聞いてみる。 「え、、、、、、、。あ、、、、、、、。はい。あのー、、、、、、私どうしたらいいでしょうか。」胡里美は取り乱しているゴリ五郎に気を遣い、口元…

灼熱熱風風林火山part16

二か月が経ちゴリ五郎は釈放された。 警察はゴリ五郎の別荘に居るゴリラを野生の勘で徹底的に調べたが、今の警察にはこのゴリラが元は人間であったという証拠を得ることが出来なかった。警察はゴリ五郎に尋問をしたが、“このゴリラは人間ゴリラ第一号だ”の一…

灼熱熱風風林火山part15

武田が別荘に着いた時には辺りは暗くなっており、誰も武田のモンキーウォークを見る術がなかった。そしてモンキーウォークをしていると偶然それは見つかった。 「なんだこれは。ボイスレコーダーか?」武田はびしょ濡れのボイスレコーダーを手に取り再生させ…

灼熱熱風風林火山part14

―――― 24年前初夏 胡里美当時14歳の時に事件は起きる ―――― 授業が終わり武田は部活に向かった。 「あー、だるい。なんでこんな部活に入ってしまったのか。」 武田はツーダブルセカンドツイントゥワイス部に所属していた。この部活はこの世のあらゆる2番…

灼熱疾風風林火山part13

武田は車に乗り込むと、まだ使い慣れないゴリラの手でナビに行き先を入力した。 そしてふと、上司である竹ノ内の事を思い出していた。 「あの人は本当に面白い人だったなぁ。よく飲みにも連れて行ってもらってたっけか。あの人は泣き上戸で酔っぱらうと大変…

灼熱熱風風林火山part12

今川は中途半端なことが大嫌いな性格で、良くも悪くも美容師としての仕事にはさほど影響はなかった。その性格ゆえか今川は、先程の武田のスキンケア等の一連の流れるような動きを見て、特に何も感じなかった。 ドサッ、、、っと今川はソファに座るとお尻に何…

灼熱熱風風林火山part11

武田の部屋にやってきた今川は、武田の姿を目にすると、思わず悲鳴をあげた。 「なんですかその姿!?!? ゴリラ!?!?」 「驚くのは無理もない、実は…」 武田は今までの経緯を事細かに、そして丁寧に、優しく、時には夜眠れない子供に語りかける母親のよ…

灼熱熱風風林火山part10

武田はとりあえず車のクーラーをガンガンに効かせ、体を冷やしフロントガラスに映る自分の姿を見て冷静に考え始めた。 (そうだった。俺今上半身ゴリラだったんだ。ってことはさっきゴリ美を探しに一度外に出た時も、コンビニに電気料金払いに行った時も、、…

灼熱熱風風林火山part9

竹ノ内と呼ばれた青年は笑いながら立ち上がり、部屋を出ていった。 今川はその姿を横目で見つめながら、あとをつけていくことに決めた。 竹ノ内は地下の駐車場に行くと、車に乗り込み、建物から出ていった。 今川も急いで自分の車に乗り、後ろから竹ノ内の車…

灼熱熱風風林火山part8

「ゴリ美!ゴリ美!」武田は必至の形相で7回くらい声を掛け続けたが、すぐに無駄だということに気付きゴリ美の冥福を祈った。 テーブルの上に一枚の紙が置いてあることに武田は気付いた。そこにはなにやらゴリラ語で文字が書いてあったが、武田には解読不能…

灼熱熱風風林火山part7

広いリビングに置かれた電話のコール音が部屋中に鳴り響く 「ったく、こんな朝早くから誰だよ」 シャワーから出て、頭をぶっきらぼうに拭きながら、今川は電話にでた。 「はい、もしもし」 「うほうほうほうほほほふほほふほほうほおふほふほおふほふほふい…

灼熱熱風風林火山part6

武田は仕事に一途な男だ。夥しい数々の試練を乗り超えてここまで来たと自負している。それは周りも認めている位だ。無理難題な仕事でもなんでも俺に任せろ。と言わんばかりのゴリラ具合である。 だがそんな武田でも今、人生でもトップ20に入る程のどデカい…

灼熱熱風風林火山part5

武田は窓に当たる雨の音で目を覚ました。 その日はひどく強い雨が降っているようだった。 強い頭痛が武田のことを襲った。 「いててて、昨日は飲みすぎたかな、、」 冷蔵庫から2リットルの水を取り出すと武田は一気に飲み干した。 外の雨の音がやけに耳にさ…

灼熱熱風風林火山part4

青年は戸惑っていた。いきなり自分の前に現れた男に。なぜなら今しがた青年はすかしっ屁をし、それがばれていないかすごく不安だった。今川の顔がゆがむ。バレたか? 「おい、黙ってないで何か言ったらどうだ?」 どうやらバレていないようだ。 「今川さんは…

灼熱熱風風林火山part3

「おーい、武田」 後ろから急に同僚の今川が声をかけてきた。 ちょうど武田はドラミングを終えたタイミングであったが、突然の今川からの呼びかけに、驚きを隠せずにいた。 「お前、そこでなにやってたんだ?」 「いや別に、ただ、ストレッチをしてただけだ…

灼熱熱風風林火山part2

24,173,947,892,374階建ての超高層ビルの崩壊から一か月が経とうとしていた。 武田は既に仕事に復帰し、いつも以上に汗をかいていた。 「やっぱ夏は暑いなぁ、、、ただ立っているだけで汗をかくなぁ。」 ゴクゴク、、、武田はゴリラ水を口に含み体を冷やす。…

灼熱熱風風林火山part1

「あっちー」 武田は汗をぬぐいながら、早足で会社へと向かっていた。 武田の勤める会社は業界でも1位2位を争う業界大手のゴリラ斡旋会社である。 ゴリラ不足といわれる現代において、なくてはならない仕事である。 世界中から期待を受けている分、プレッシ…

旅行に行きてえ

とにかく旅行に行きたい。 行先はどこでもよく、目的もとくにはない。 そんな旅行がしたいな~ 結局旅行って一緒に行く人がすべてではないかなって思う。 気が知れた、気を使わないで許してもらえる人達と一緒に行く旅行は最高だぜ。 以前、一人旅に行ったと…

この世に生まれて25年、今全世界に我らが人生を発信する時が来た

自己紹介 はじめまして、とよさとっこです。 今日からブログをはじめます。 内容 そんなものはなく、友人と共同で適当に情報を発信していきます。 は~~~~~